JICA海外協力隊の活動紹介 中間報告会について

こんにちは。2018年度1次隊、コミュニティ開発隊員の菊山です。

先週、ウガンダの首都カンパラに上がり、健康診断と中間報告を終えてきましたので、今回は真面目に中間報告会についてまとめます。

 

協力隊員 中間報告とは

任期2年の協力隊員は、1年過ぎた頃に中間報告と呼ばれる活動の進捗報告をします。
同期全員が首都にあるJICA事務所に集まり、JICA職員や日本大使館職員、その他ボランティアに向けて、スライドなどを使って発表します。
協力隊員生活の折り返し時に仲間の発表も聴け、良い刺激になります。

派遣国毎にルールがあり、中には日本語で発表する国や、現地語で発表する国、ボランティア本人だけでなくカウンターパートと一緒に発表する国などがありますので、今回は任国ウガンダでの中間報告についてと自分の発表内容についてまとめます。

 

JICAウガンダ 中間報告会

JICAウガンダでは、現地スタッフも観覧するため、報告は英語で行います。
1人当たりの持ち時間は15分(質疑応答の時間含む)と短く、1年の活動をコンパクトにまとめる必要があります。

報告会に参加するにあたって、ちょうど1年前、自分たちがウガンダに来たばかりの頃に1年先輩隊員の方々の発表を聴いて、「皆さんすごいな」と圧倒された記憶が蘇りました。
今回、「自分たちは、自分たちが受けたインパクトと同じかそれ以上のインパクトを残せたか?」と聞かれると、自信を持って「はい」とは返せないですが、発表を聴いた新隊の人たちに何か活動のイメージやアイデアが浮かんでくれていればと思います。

 

自分の立ち位置について

私は、青年海外協力隊(現JICA海外協力隊)のコミュニティ開発という職種で派遣されています。
コミュニティ開発隊員は、配属されたコミュニティの発展のために、様々なアプローチで支援することを求められます。行政的サポートや医療的サポート、収入向上の手助けなど、幅広い活動が可能です。

中でも自分は、水に関わる活動を期待されていました。要請内容は、安全な水へのアクセス率の向上。配属先はラカイ県庁水事務所。
しかし、出勤1日目にカウンターパートから言われたのは「あなたは水の活動をしなくて良いから、もっと柔軟に活動してくれ」とのこと。
派遣前に、「あれをしよう、これをしよう」と考えていたことが、一瞬で水の泡となりました、水だけに。

それからしばらくは、県内を色々知るために、タウンプランナーという役職の人についていろんなところをまわり、新しい道を作る仕事を見たりしました。
村のミーティングに参加し、その中で決まった新しい道を作る計画に沿って、重機で木をなぎ倒し、地面を削って道を作るというもの。道といってもただ地表むき出しの雑なもの。

この仕事には大きな欠陥があり、ミーティングに参加してない人の意見は汲み取られません。なので、知らないうちに自分の土地の一部を壊され始めた人などはカンカンに怒ってしまいます。そこに外国人の自分が居るもんだから、監督か何かだと勘違いされ、全然分からない現地語で罵倒を浴びせられたりしました笑

1ヶ月以上行動を共にしたころ、このままこうやって彼らについて回ってもメリットはないなと思い始め、以降自分一人で町を回ってみたり、村人とコミュニケーションをとったりするようになりました。

任地内を回るうちに色々な気づきがあり、1年目は以下の3つの活動を中心に行いました。

 

1年目に取り組んだ活動

1年目に様々な活動をしてきましたが、中でも力を入れた3つを紹介します。

クラフト作成

ラカイには職の機会が少なく、貧困に苦しむ人が多いです。そこで、雇用創出を視野に入れ、アフリカ布やバーククロスと呼ばれるユネスコの無形文化遺産に指定されている木の皮から作られる生地を使った商品生産を始めました。

ただ働いて給料を稼いでもらうだけでなく、バッグやコインケースといった商品を作るなかで、生産者の技術向上や、新しいアイデアをどんどん持ってもらいたいというのが狙いです。

作った商品は、日本で4店舗、ウガンダではJICAウガンダ事務所で販売させていただいております。
ブランドタグをつけ付加価値をつけたり、SNSで宣伝したり、ウガンダ人にはないアイデアも取り入れました。

詳しくは別の記事に書いていますので、そちらを参照されてください。

今後、新しい商品の開発や、従業員を増やせればと思います。

 

養鶏

みじかにあることを仕事にして欲しいと、養鶏を始めました。他にも養殖や養豚も考えサイトを視察したりしましたが、初期費用、ランニングコストの観点から養鶏に収まりました。
住民も自家消費用に鶏を飼っているという人が多く、知識も0でないというのも大きかったです。

こちらも詳しくは別の記事に書いてありますが、鶏小屋を建てるところから始めました。

ここまで思うようにいっていませんが、2年目は孵化器などを導入し、効率良く数を増やして収益に繋げるということにフォーカスしていきたいと思います。

 

簡易濾過器

配属先より、水の活動はしなくていいと言われはしましたが、ほんの少し関係することをしています。

任地ラカイは大きな湖があり、そこから水道が引かれ、軽く処理された水が運ばれています。
しかし、未整備の場所では人々は湖まで水を汲みに行ったり、雨水を溜めてそれを飲んだりしています。

綺麗ではない水を飲んでいるのを見て、何か出来ないかと身近なもので簡易濾過器を作ってみました。これも完全なものではありませんが、汚れた水をそのまま飲むよりは確実に良いです。

いつか、村々のミーティングなどに参加し、より多くの人に伝えれたらと思います。

 

その他

その他にも、学校やコミュニティでの環境教育や、日本で不要となったランドセル回収を行ったりしています。これらはまた後日報告出来たらと思います。

 

2年目に興したい活動

最後に、2年目に計画している活動について話して終わりたいと思います。

バナナペーパー

バナナは1年草で、一度実をつけると終わってしまうので、茎の部分は切り倒してしまいます。それを肥料に土を肥やせるのですが、少しで十分。その茎を使って紙を作りたいと思っています。
出来た紙で、ハガキや封筒、ブックマークや名刺を作りたいなと考えています。
成功すれば、切る木の数を減らせると環境教育にも使えますし。

木枠も出来、道具は揃いましたので、早速色々試してみたいと思っています。

 

トマトジャム

任地ラカイは降雨量が少なく、育てられる作物が限られます。そんな中、トマトはよく育っていますし、他の地域でも育つので自分たちで消費しようにも、多すぎて無駄になってしまっています。
過剰なトマトを使って、日持ちするジャムを作って、カンパラで外国人向けに売れないかと模索しています。

トマトの他に、砂糖とレモンを使うのですが、もうすぐレモンの収穫時期になるので、早くも楽しみです。美味しいものが出来たら、瓶に貼るラベルのデザインも考えたいなと思います。

 

いろんなチャパティー

ウガンダではチャパティーがよく食べられますが、食べ方は限られます。新しいソースや食べ方を考案してウガンダ人に受けたら、チャパティー屋さんの収入向上にもなるかなと思っています。

自分はサルサソースみたいので食べたり、バナナとチョコレートでおやつ風にするのが好きですが、果たしてウガンダ人の口に合うのか!?

 

まとめ

今回は、中間報告会についてまとめてきました。

ウガンダに来てまだ1年かと思ったと同時に、あと1年しかないのかという焦りもありました。
特に自分は養鶏をやっていて、鶏(地鶏)は成鶏になるのに6〜8ヶ月を要します。そう考えると、鶏を育てて安定して売れるまでするのに時間はありません。
育てて売りたいと思っていたニンニクも、収穫出来るまで育つのに8ヶ月ほど必要です。自分の後任も来る予定ですが、自分の任期中に活動をまとめられるよう、やるべきことをしっかり選んで行動したいと思います。

協力隊員は活動の報告義務がありますので、活動の進捗に関わらず、報告会にしっかり参加し、1年の振り返り・2年目への景気付けをしましょう!

それではこの辺で。

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