青年海外協力隊訓練所。日本最強の語学学校と言われる訓練所での生活の一部を紹介します。

こんにちは、菊山です。

2018年4月5日、福島県の二本松市にある二本松青年海外協力隊訓練所(JICA二本松)に入所しました。時の流れは早いもので・・・もう一年以上経ってしまいましたが、訓練生は色々な才能を持った凄い人揃いで、それぞれのキャラも濃く、そこでの日々は今でも強く印象に残っています。ここで同期の仲間と70日間寝食を共にし、最終試験に合格すると晴れて隊員になることが出来ます。

「訓練所」なんて言われると、厳しそうな印象を持つのは僕だけでしょうか?笑 今回は、派遣前訓練の活動や生活を軽く(言っていい範囲で)紹介します。


全国にある訓練所と振り分けられ方

JICA海外協力隊用の訓練所は全国に二箇所あります。福島県の二本松と、長野県の駒ヶ根にあります。それぞれNTC(Nihonmatsu Traning Center)、KTC(Komagane Traning Center)と呼ばれます。NTC(エヌティーシィー)なんて呼ぶのは協力隊関係者だけだろうなと思っていましたが、そうでもなくてバスの駅名にもなっていました。

また、日系社会ボランティアの方は横浜にある訓練所にて訓練されるようです(横浜はYTCって呼ばれるのだろうか・・・)。

振り分けられ方ですが、主にアフリカ(非フランス語圏)、アジア派遣予定の候補生はNTCアフリカ(フランス語圏)、西アフリカ、南米、大洋州、西アジア派遣予定の候補生はKTCといった感じに分けられます(フランス語が話されるルワンダがNTCだとか、ちょっと例外ありますが、多分これはフランスじゃなくてベルギーの影響だからだと・・・)。

NTC・KTCでは、入所日や退所日・いくつかの講義の日が一緒に設定されていましたが、日系社会ボランティアの方のスケジュールは若干異なるようです。ここからは自分が70日間生活を送った二本松訓練所について書いていきます。

NTCのロケーション

とっても田舎。ロケーションは良くないですね笑 これから途上国に行くという人間が利便性を求めるのもおかしな話ですが笑

山の中にあるここは、標高も約600mと高いので平地と比べて温度が低いので注意が必要です。4月でも何度か雪が降っていました。自分は完全に寒さ対策を怠りました笑

歩いて20~30分のところに最寄りのコンビニ(ファミリーマート)があります(行きは下り道、帰りは上り道でもっと掛かります笑)。ここに行く度クッキーめちゃくちゃ買ってました。これ↓

このコンビニがあるエリアは「岳(温泉)」と呼ばれ温泉街として少し盛えています。飲み屋さんや食事処も何軒かあり、訓練生のたまり場となっていました。自分たちの時は、平日も授業や講義が終わった17時から22時までの間は外出が認められていました。ただ、夕食でフードロスを出すわけにもいかないので、18時からの夕食を高速で胃袋にかき込んで飲みに行っていました。

正直、JICA二本松の経済効果、半端ないと思います。岳では、隊員やスタッフしか見ない居酒屋ばかりでしたし、土日に足を伸ばして行った二本松駅周辺も結構隊員を見かけました。訓練が行われていない期間を想像したら・・・。

先ほども軽く触れましたが、訓練が冬にあたる方は寒さ対策や冬籠りの準備をしっかり行ってください。岳温泉エリアは、道路の下にパイプを通して温泉を流し、雪を溶かしているそうですが、訓練所周辺はそうではありません。大雪が降ると外出も減ってしまうと思いますので、訓練所生活を充実させる装備や楽しみを持ち込みましょう!


設備等

訓練所は基本なんでもあります。冷蔵庫や給湯器や洗濯機やアイロンまで。ただ、候補生の最も多い一次隊だったのもあり(自分たちの隊次には181名の候補生が居ました)、洗濯機の順番待ちなどで結構待つことがありました。ある程度の服などは持って行きましょう。あと、大浴場にはドライヤーが一つとかしかありません。ゆっくり使いたい方は、自分のを持って行きましょう。

その他冷水機や自動販売機、カップ麺の売っている自販機、そしてそして大浴場の前に設置されているアイスの自販機。お酒飲んでお風呂上がった後のアイスは美味しい!

食事も土日まで毎日三食出ますので、用意が必要なのは飲み物くらいかな?飲み物作れるようにポットやマグカップやタンブラーなどあると重宝します。自分は紅茶のパックや個包装されているインスタントの抹茶なんかを持っていっていました。週末など時間があるときにバスに乗って二本松駅周辺まで行き、野菜ジュースなんかも買って帰ってましたね。

その他必要なものが出てきても、Amazonなどで頼んで訓練所に送ってもらうことも出来ます!!これめっちゃ便利!!

日本最強の語学学校

見出しに書いた通り、協力隊訓練所は日本最強の語学学校なんて呼ばれたりしているそうです(入所して一ヶ月くらいして知りましたが笑)。
そこでの生活は語学中心に組まれていますし納得です。

現地で使うことになる言語を学びます。必ずしも活動言語というわけではありません。英語やフランス語などのメジャーな言語から、クメール語やテトゥン語といったマイナー言語まで。自分は英語でした。語学講師は皆、ネイティブスピーカーです、言葉だけでなくその国の文化なども教われるのはとても良いですよね!

一番学習者の多い英語では、午前と午後でメンバーと内容を変えて進められました。午前にレベル別のクラス(ホームクラス)で基本的なことを学び、午後に専門別のクラス(テクニカルクラス)で専門に関する学習言語を学びます。テクニカルではプレゼンや模擬授業や模擬ワークショップをするところが多かった印象です。

語学教室のある棟では、休み時間でも、教室の外であっても学習言語以外話してはダメというルールもあり、そこではJICAの職員さんであっても日本語は話さないという徹底ぶりで、訓練生の外国語を話す機会作りに一躍かっていました(Speak your target languageと書かれた小さな看板が天井から吊るされていました)。スピーキングの苦手な自分は、自然と無口になりましたけど笑

非英語の方々はとても努力されていました。今まで生きてきて、全く触れてこなかった言語の学習を始めて70日後にはある程度理解出来るようになるんですから、教える側も教わる側も凄いと思います。

語学以外の活動

訓練所での生活は語学がメインで組まれていますが、それだけではありません。

日本と全く異なる環境で生活する上で必要な安全対策の講義なども何度もありました。

サバイバル力を磨くための野外訓練も行われました笑 訓練内容は野外活動実行委員になった方々が考えてくれるので毎回異なります。自分たちの時は木を削って作った箸を使って、班のみんなで与えられた食材を使って調理したご飯を食べたり。ロープの結び方講座が開かれたり。

また、異文化理解を考えるBafa Bafaという講座も。内容は参加してからのお楽しみで!

参加型調査手法の時間では、岳エリアにあるお店やホテルや観光協会などに赴き、発展のために出来ることを考えて実行したりしました。派遣先によって、候補生の満足度が違ったので、色々考えて選択してください笑


自主講座

自分の知っていることや専門を他隊員に共有するために自主講座を開いてくれる隊員も居ました。色んなジャンルのエキスパートが揃う訓練所。ためになる自主講座には参加しましょう!

 

ワクチン接種


海外では日本にない感染症が多くあり、訓練所では予防接種が行われます。
毎週、決められた曜日・時間に、ワクチンの注射を受けるます。自分たちの時は毎週火曜日の午後。注射の順番待ちの時間は自習になります。

派遣国によって受ける注射の種類が異なります。
注射によっては、その日は激しい運動や飲酒を控える必要があるものもありましたが・・・まぁ、気にしなくて大丈夫です笑

注射が苦手という人にとっては、憂鬱な日だったようです。

 

集団行動

終盤で書きますが、これは結構重要です。訓練所では一人でなく仲間と生活していきます。物は共有しなければなりませんし、仕事は分担しなければなりませんし、共通のルールもあります。情報共有や点呼など、学生時分でやるような面倒なことも多いですが、任地に派遣されても配属先の同僚などと協力する必要がありますので、訓練所で生活班の仲間と良い人間関係を築き、コミュ力を上げていきましょう!

あと、お酒の持ち込みは禁止されています。仲間と飲んで楽しむのは岳温泉街の飲み屋のみにしましょう!


イベント等

時期によっては、周辺で行われるイベントやフェスに当たります。2018年は5月に行われていた東北ジャムが被っていました。音楽好きの人は事前にチェックしてみてください。

毎年の行事では、1次隊の派遣時期では日本三大桜の一つ三春滝桜が見頃を迎えたり、3次隊の派遣時期では二本松の提灯祭りが開催されたり。訓練所外でも楽しんだもの勝ちだと思います。決められたルールの中で楽しんでください!

まとめ

と、ここまで色々熱いこと書いてきて最後にこんなこと言うのもあれですが・・・自分は訓練所に居た期間のほとんど毎日花粉症の薬を飲んでいて、なんとなく眠たかったりしてあまり精力的に活動していませんでした笑 ただ、本当にもったいないことをしていたなと後になって色々後悔しました。語学を伸ばせるチャンス、新しいことを始めるチャンス、面白い才能とコネクションを作るチャンス、そういうものの多くを掴み損ねたなと。この記事を読んでくださる方の中で、これから訓練に望むという方がいらっしゃいましたら、是非、全力で楽しんで欲しいです。自分を磨く良い機会になると思います。

それでは、今日はこの辺で!

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ウガンダ.com 管理人 菊ちゃん
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