新型コロナウイルスによる協力隊全員一時帰国のニュース 今日出来ることを全力でする

先日、JICA=国際協力機構は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界66カ国に派遣している1700人超の協力隊員全員に一時帰国の指示を出しました。
「派遣先には医療体制が整っていない地域も多く、移動制限を始める国もある中、万が一の事態に備えて、隊員の健康を考えた予防的な措置」とのことです。

これにより、当方、無事日本に帰国しております。が、かなり急な発表で、ここまでバタバタしました。ウガンダでの流れと、ウガンダ事務所で受けた説明(今後に関する見通し)をまとめました。

 

JICAの決断前後のウガンダ国内の動き

3月16日(月)、ウガンダからアメリカのボランティア団体Peace Corpsと、韓国のボランティア団体KOICAの退避が決まりました。新型コロナウイルス、COVID19の影響によるものです。
この段階では、JICAウガンダ事務所からはメールで、「現段階では活動などに制限を設けません」とのメールが来ていました。

その翌日の3月17日(火)、午前中のうちに調整員の方から隊員1人1人に、「協力隊員の帰国が決まった」との電話が回って来ました。前日の連絡とは内容が180°変わってしまいました。
翌日の18時半までに首都カンパラへ上がり、3日後の3月20日(金)には出国とのこと。あまりに急すぎます。
特に、自分は任地も離れている方なので、短い時間で活動のキリをつけ、別れを言って、荷物をまとめて、掃除をしました。

時間がないため、いくつかの活動は翌朝サッと済ませ、任地に向かう途中で、最後一人に挨拶してカンパラへ向かいました。公共交通機関を使う予定でしたが、未明からの大雨で身動きがとれないところ、途中の県まで県庁が車を出してくれることに。


道中、乗合タクシー車内でJICAウガンダ事務所から、「帰国便が1日早まった、今晩緊急でミーティングを開く」と連絡を受けます。もう、カンパラでお土産を買う時間までなくなりました。

ミーティング時。ここでやっと、帰国措置はウガンダ事務所の判断ではなく、本部の判断だと知りました。JICAからの案内では、事態が収束次第任国に戻れることから、任期短縮ではなく一時帰国として日本へ業務渡航している扱いとのこと。それがいつまでになるかは分かりませんが、早くても4月末までの日本滞在は確定しました。コロナの問題も長引きそうなことから、残り任期4ヶ月の自分たちの隊次の隊員は、任期を延長していない限り戻って来ることは難しいと思います。

現在、ウガンダではまだ感染例はありませんが、この国を囲む周辺国、ケニア・ルワンダ・タンザニア・コンゴ民主共和国では既に感染者が複数報告されており、教育機関などは一定期間の閉鎖が行われています。私たちに対する差別も日に日に勢いを増してきました。
近く、感染流行国からの飛行機の入国拒否や、人の集まるマーケットを閉じたり、非常時のために計画停電を行い電力を蓄えるなど、さらに住みづらくなると思いますので、バタバタではありましたけど、良いタイミングだったかな。ウガンダは医療体制も良くないですし。

その日の夜は、隊員連絡所(ドミトリー)と溢れた隊員は宿へ宿泊をし、19日の17時前の飛行機で出国しました。

途中ドバイでは、訓練所で同じ班だった同期にも会いました。

ドバイから成田の飛行機は、新型コロナウイルス騒動の震源地と言われる武漢上空を通りました。

帰国後の待遇や今後の流れを詳しく。

JICAスタッフや調整員の働きのおかげで、自分たちはスムーズに日本に帰ってこれ、この文章を書いております。国によっては、乗る予定だったフライトがキャンセルされたり、離島からの船が使用禁止になり閉じ込められている隊員も居ます。ここまでの対応に感謝です。

日本のどこに居るかというと、自分は東京の幡ヶ谷にあるJICA東京の宿泊施設にいます。ウガンダは感染例がありませんが、日本へ帰ってくるまでに空港などで感染可能性のある人などと接触しているため、これ以上日本国内で新型コロナを流行らせないためにも、2週間関東圏にある3つのJICA施設のどれかに隔離されることになります。

快適すぎる設備に、快適すぎる部屋を提供されています。

隔離期間中は建物から外出は禁止されていますし、人との関わりも最小限に抑えるよう言われております。食事は出してもらっているのと、Amazonなどで物を注文することは認められています。自分も早速Amazonで野菜ジュースと、ZOZO TOWNで春服を注文しました笑

自分たちにはまだ任国へ戻る可能性が残されている一時帰国の身分のため、帰国後も隊員扱いされます。なので復職やアルバイトなど出来ない日々を過ごしています。代わりに、小学生のお小遣いばかりの日当が支払われます笑

2週間の隔離生活を終えると、それぞれ公共交通機関を使って家に帰ることになります。

その後、再派遣の日が決まり次第、指定の連絡先に連絡があり、再派遣に向けて準備してとのことです。

もし再派遣日が決まっても、残り任期の関係から再渡航出来ない隊員たちも、今回に限っては任期短縮扱いはされず、任期満了扱いをしてくださるそうです。というのも、今回は異例中の異例。隊員によってはこの協力隊の経験をキャリアパスとして使いたい人もいらっしゃるので、良かったなと思います。

隔離期間も含め、隊員として日本に居る時間を有意義な期間にするためには、何をするのが良いのでしょう?笑

 

今日出来ることを全力でする

今回こうして急遽帰国が決まり、見事に全ての予定が崩れました。残り4ヶ月の任期から逆算して、しなければいけないことをやっていましたが、活動は何ひとつ目標としていた形になりませんでした。時間があると思ってしまうと、人間しなければならないものを後回し後回しにしてしまうものですね。

結局、半日限界以上で動き回って、死にそうになりながらも、これまで取り組んで来た活動を少しだけ整えてきました。その日しかなかったものだから、なんとかなったけど、日頃から出来ることはその日の内にとまでは言いませんが、早め早めに終えることで、明日はまた別のことに時間を割け、もっと高いレベルにまでいけるのかなと思い知らされました笑

後悔先に立たず、この苦い経験を今後の人生で活かせたらと思います。

何はともあれ、奇跡的に短期間でもウガンダに戻れたら良いなと思っていますし、予想通り戻れなかった場合も個人的に訪ねれたらなと思っています。

まずは、世界中で猛威を奮う新型コロナウイルスの騒ぎが一刻も早く収まることを願います。

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