青年海外協力隊員の洗濯事情 〜洗濯化学と洗濯科学 資本や文明が開発を助長する〜

皆さん、こんにちは。ライフスタイルアドバイザー(自称)の菊山です。

今回は、青年海外協力隊員の洗濯事情について書いています。

 

青年海外協力隊員の洗濯紹介

アフリカの田舎に一人で暮らす自分は、洗濯物は水を張ったタライを使って手洗いします。

自分だけでなく、世界中に派遣されているほとんどの隊員は洗濯機を持たず、自分たちの手を使って洗濯していたり、家政婦などを雇って洗濯を任せたりしています。
これはこれで、現地の人の生活スタイルを身をもって体験する良い機会かと思います。

任地の人は、洗濯機を買うお金はもとより、電気がなかったり、水が満足になかったり、理由は様々ですが皆手洗いしています。

 

これが洗濯セット。生地の強い衣類には洗濯板も使います。使うと汚れの落ちが違います(生地の弱いものは傷んでしまうため使用不可)。

 

こちらが洗濯用の石鹸です。バーを使いやすい大きさに切って使います。

汚れにピンポイントで当てれるので、洗濯機で洗うよりも綺麗になると思います。

手や体を洗う石鹸とは違う扱いをされているのですが、大きさ以外、一体何が違うのか分かりません。
溶けやすい、溶けにくいということもないし・・・

 

洗濯石鹸の他に、粉洗剤もあります。ウガンダで一番人気なのがMAGIC(マジック)というメーカーのものなのですが、自分はこっちを使っています。

 

そう、洗濯化学のアリエール。世界のどこにもアリエールということで、ここアフリカはウガンダでも手に入ります。詰め替え用を買って、MAGICの容器に入れて使っています笑

 

自分は部屋干し隊員

以前(任地への配属前に)、健康調整員の人に、
「あなたの行く地域にはプチフライが生息しているから、洗濯物は室内干ししなさいよ!」
と言われて以降、洗濯物は部屋干ししています。

 

プチフライというのはハエの一種で、湿っている洗濯物に卵を産み,その服を着用すると体温で孵化し,産まれた幼虫が皮膚に入り込み、プチフライ症という病気を引き起こすという、名前は可愛いのにすごくエグいやつです。対策には洗濯物は室内に干すか,しっかりアイロンを掛ける必要があるとのことで、自分は室内干ししかしたことないです。

でも、現地の人はみんな外干ししているし、自分の前任の人も外に洗濯物を干していたそうなので、実際には居ないのかも?

まぁ、生乾きの臭いなどありますが、もう気にするのも辞めたので笑
残りの任期もこのスタイルを貫くことになりそうです。

 

洗濯中の思考

基本洗濯物を溜めないように毎日洗うのですが、ここ最近しなきゃならないことが多くて、2日間サボって洗濯しませんでした。
なので、溜まった3日分の洗濯物を昨日洗っていましたが、時間も掛かるし握力無くなってくるし、もう大変で。

というのも、アフリカの田舎は日本と違って道路が舗装されていない分、砂埃がすごく服が真っ茶色になるので、綺麗にするのにめっちゃこする必要があるからです。もうほんと大変。

 

普段は音楽を聴きながら洗濯をしたりしていますが、昨日は音楽は何にも流さずに洗濯していました。そしたら、自分の頭の中が洗濯槽のようにグルグル回って・・・
「手洗いする時間は相当勿体ないなぁ~」なんて考えていたら次々と社会科学的な考えが浮かんできて・・・これはもう「洗濯科学だな」と。

 

昨日の洗濯の時間で一つの答えに辿り着きました。

「時間は皆に平等」と言われるが実際は
「その時間を使う権利は平等ではない」なと。

そしてこれが

「学力の差」や
「富の偏り」を生むのだと。

お金や資本を持っていて時間を買うことが出来る人(国)と、そうでない人(国)の格差は大きい。
発展には生産が必要だが、その生産に充てれる時間が少ないために、発展が遅れてしまうということ。

 

例を上げると、

①学校まで遠い距離を歩いて行って、勉強して、帰ってきて家事を手伝わなければならない子供と
②バイクで家から学校までの距離を送迎してもらって、勉強して、帰ってから宿題が出来る子供とでは
学力に差が出来るのは当然だな、と。

成人の例も上げると、

①トマトなどの野菜を栽培していて、歩いて市場まで持って何往復もし売る人と
②トラックを持っていて、一度に大量の野菜を運べる人とでは
時間や1日に稼げる金額に大きな開きができる。

だとしたら、資本や文明で時間を買えれば買えるほど発展や成長に時間を充てれるため、開発が進むなって。

先進国では洗濯機を持たない人はほとんど居ないし。

途上国の中での個人差は大きい。よって国民総生産は上がってこない。

 

時間を買う例

時間を買う例、簡単に思いついただけでも、

・洗濯 自分で手洗い→洗濯機を使ったり、家政婦を雇ったり

・移動 徒歩で移動→車や電車や(バイク)タクシーなどを使う

・調理 1から火を起こして調理する→ガスコンロとボンベを手に入れる

 

健康のために歩く(走る)とかは、また別次元の話。

時間を有効に使える人を増やし、その浮いた時間を勉強や生産に回してもらうと、徐々に国全体が上がってくるのかなぁ~と思いました。

 

まとめ

たまには気分転換に、一つのことにゆっくり時間を掛けるのも良いけど、日常では時間は買った方が良いなぁと改めて思いました。
日本に帰ったら、これを意識して「選択」していきたい。

 

ここまで持論をダラダラ綴らせていただきましたが、最後に自分の気持ちをまとめると
「粉洗剤より液体洗剤の方が好き」
ということです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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ウガンダ.com 管理人 菊ちゃん
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コメント

  1. kazu より:

    記事に関係ない質問ご容赦ください。今年の夏、ウガンダに行く予定なのですが、現地ではエボラ出血熱の影響度(広がり具合、パニック度、国が警戒を出している)など教えてくださったら嬉しいです。また、現地のエボラなどの情報をタイムリーで出している情報がありましたらご教授願います。

    • kikuchan kikuchan より:

      kazuさん、こんにちは。菊山と申します。

      先日、コンゴと国境を接するカセセ県にて三人の感染者が確認され、内二人が死亡し、残る一人も家族とコンゴの方へ戻されたそうです。
      この他にも感染の疑いがある三人が隔離されていましたが、いずれも陰性だったとのことです(途上国の報道なので、100%信じれないところもあります)。

      エボラの最大潜伏期間は21日ですので、前述の三名の陽性者と接触があった112人が今も隔離されていますが、この方々が全て陰性であると、ウガンダ 国内には感染者がいなくなり、収束したと言えるようになります。国境での水際の対応ですが、医療チームは大変頑張っていると思います。

      コンゴの方では依然感染者が増えていますが、一日も早く落ち着くことを願うばかりです。

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