ユネスコ無形文化遺産に指定!ウガンダの「バーククロス」とは?

こんにちは、菊山です。

今回は、中央ウガンダに伝わるバーククロス(ガンダ語名:o-lubugo ォルブゴ)を紹介します。

皆さん、バーククロスってご存知ですか?自分もウガンダに来るまで詳しく知りませんでした。まずはこの聞き慣れない言葉の意味を説明します!

バーククロスとは?

バーククロスとは、ficus natalensis フィカス・トリアングラリス (ガンダ語名:o-mutuba ォムトゥバ)という木の皮から作られる生地のことです。

木の皮を剥ぎ、鍋で茹で柔らかくし、木槌で叩いて延ばすことで、生地にしています。600年以上前から中央ウガンダのブガンダ王国に暮らすバガンダ族に伝わる伝統工芸品です。バガンダ族の儀式の際の伝統衣装に使われたりしていたそうです。

このバーククロス、ウガンダ以外にもハワイなどでも作られているようですが、加工の手間の割に使い勝手が悪く、強度もないため汎用性も低く、年々生産者も減っており、衰退していっています。

今も生産を続けているところは、文化的な保護の意味合いが強いですね。木の皮の色が格好良く、自分は好きです。

ユネスコ無形文化遺産に登録!

そんなウガンダのバーククロス作りですが、2005年にユネスコより世界無形文化遺産に登録されました。

最近では、日本の和食や和紙もユネスコより無形文化遺産に登録され話題となりましたが、ウガンダのバーククロスも世界に認められた守っていくべき貴重な文化財なのです。

この登録に伴い、ウガンダ国内でもバーククロス作りの文化を残そうという動きが活発になってきているようです。

今後、自分の活動の中でも、バーククロスを使った商品の開発や、新たな販路作りを行い、収入向上や文化保護を助けるような活動が出来ないかと模索中です。

自分の任地も中央ウガンダに属し、近くでも生産しているという事で見に行ってみました。伺ったのはチョウテラ(Kyoutera)県にあるカランガラ(Kalangala)という村。

バーククロスの作り方(写真で紹介)

では、バーククロス作りの一連の流れを写真付きで紹介していきます!

まず、木から皮を剥ぎ取ります。

剥ぎ取った皮の外皮を削ぎます。


皮を剥がれた木は弱いため、バナナの皮を巻いて保護してあげます。直射日光から守るためだそうです。


ある程度日数が経ち、新しく皮が出来始めたらこれを取ります。


剥いだ皮を鍋で煮て柔らかくします。


木槌で叩いて延ばします。


何人もで叩きます。叩いて叩いて叩きまくります。


広げて干します。


乾いたら、叩く際に開けてしまった穴を縫って修復します。


あとは適当な大きさに切って売られます。皮を剥がれた木は一年後には元の姿にまで戻り、またバーククロス生産のために皮を剥がされることになります涙

この木ですが、生地の生産に使われない上の方の枝は火起こしに使われています。有効活用しつつ、ちゃんと保護する、昔ながらの持続可能な生活ですね!

まとめ

当記事ではバーククロスの価値や作り方について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

機能面ではコットンやナイロンに劣りますが、歴史を感じれる珍しいものです。何より、ウガンダの貴重な観光資源だと思いますので、ぜひ今後もずっと続いて欲しい文化です。自分も微力ながら文化の保護に貢献出来たらと思います。

現在、任地の住民に職の機会を作るために、アフリカ布とバーククロスを使った商品を開発中です。JICAウガンダ事務所でも販売しますので、良ければ来ウの際にご購入いただけると嬉しいです。それでは今回はこの辺で。

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