アフリカ布について その特徴と歴史

近年、ルイヴィトンやバーバリー、マルニやマークジェイコブスといったハイブランドのコレクションにもたびたび登場するアフリカ布

今回はそんな、アフリカで販売されているワックスプリントと呼ばれる布についてのお話です。

アフリカ布の歴史

アフリカらしいカラフルなデザインをまとったアフリカ布ですが、その起源は意外にもアジアにあります

インドネシアやマレーシアを中心に、東南アジアで伝統的に用いられていたろうけつ染めと呼ばれる技術。生地のろうを塗った部分には色が入らない特徴を生かし染め上げた布は“バティック”や“ワックスプリント”と呼ばれ、昔から親しまれてきました。

1800年代、オランダ領東インドとして現在のインドネシアを植民地にしたオランダは、このバティックを大量生産し流通させようと工程の機械化に取り組みました。しかし、機械生産されたものは手作りのものに慣れていたインドネシア人には受け入れらず、オランダは新たな販売先を探すことになります。そこで目をつけたのが西アフリカの巨大市場。交易の得意なオランダはそのデザインをアフリカ向けに変更し、生産・販売を開始します。その後1900年代半ばより西アフリカでも生産されるようになったようです。

国によりその呼ばれ方が少しずつ違いますが、ウガンダではチテンジと呼ばれ、今でも普段着や正装に使われています。

ちょっと話がずれますが、もしも当時のオランダが福沢諭吉などを介して日本にバティックを持ち込んでいたら、今の日本のファッションは全く別の様相だったかもしれませんね。

アフリカ布の特徴

デザインの特徴ですが明るい色合いの生地に載せられた大きなデザインが特徴。プリントされているデザインは、西アフリカに住む民族にとってそれぞれ意味のあるものだそうです。自分が生地を選ぶ時はいつも見た目で選んでいましたが、注意しないとなと思いました。

ただ、部族によって解釈は違いますし、ここウガンダでは特にデザインの意味は重要視されてなく、単に好みで選んでいるようです。

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アフリカ布の現状

歴史が生んだアフリカ布ですが、現状はあまり良くありません。というのも、最近ではアフリカ布を模したものが中国やインド、ドバイといった国で安く生産され、アフリカに逆輸入されているからです。

片面のみにインクを載せた生地、そのデザインは意味を持たず、値段重視で生産されては次々とアフリカに持ち込まれています。正直もうアフリカ布でもなんでもないですが、既存のアフリカ製のものよりも安価で取引されるため、お金に余裕の無いアフリカ人はこちらを買うことから、この流れは簡単には断ち切れそうにありません。逆風の中、アフリカ製(コンゴやコートジボワール製)のものを扱い続ける商人も居ますが、多くはないです。グローバル化の悪い面だと思います。

日本から来た僕でも、アフリカ布はオシャレで良いなと思いますので、アフリカの方にはもっと価値や歴史を重んじて、文化を大切にしていって欲しいなと思います。

アフリカ布を使ったクラフト活動

自分はそんなアフリカ布を使って作る、バッグ・小物の生産を始めました。
活動の詳細はこちらから!

失業率がめちゃくちゃ高いウガンダで、働く機会を創出するため、田舎で学生やシングルマザーと頑張っております。

アフリカ布を使うのは文化の保護という意味も多少ありますが、やっぱりデザインが可愛いから。商品に使う生地を選ぶ際は、アフリカで生産されたものをなるべく選ぶように気をつけています。それでも市場のほとんどを埋め尽くす中国製布の支配力に圧倒されます。

トートバッグやポーチを作っていますが、次は何作ろうかなぁ〜と考えるのも結構楽しいです。

それでは、キリが良いので今日はこの辺で。
ご覧いただき、ありがとうございました!

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