10月9日はウガンダ独立記念日 記念式典に参加して勾留された話

昨日(2018年10月9日)、ウガンダのKyotera District(チョーテラ県)で開かれた、第56回ウガンダ独立記念式典を観てきましたので、今回はウガンダ独立の歴史と独立式典についてまとめたいと思います。

イギリスによるウガンダ統治の歴史

時は19世紀。

1884年に開かれたベルリン会議にて、
「まだ権益のないアフリカの土地は自由に併合する権利がある」
とヨーロッパ列強によって勝手に取り決められました。

これを皮切りに、欧州諸国によるアフリカ進出が過熱しました。

1894年に中央ウガンダがイギリスの東アフリカ会社やイギリス政府の侵攻により大英帝国に保護領化され、間接統治が始まります。

民主主義運動から高まった独立気運

20世紀前半に起こった反植民地闘争の多くは力で抑えられ実を結ばずに終わりましたが、第二次世界大戦終戦時から流れが変わってきます。

戦時中に敷かれた厳しいルールにより、保護領政府に対する不満が募り、独立に向けた政治活動が盛んになります。しかし、元々イギリスから独自の自治を認められていた中央ウガンダ(ブガンダ)やアンコレなどの4王国とその他の地域との間で独立後の地位などで意見が食い違い、対立が起こりました。このため独立への動きに遅れが生じましたが、1962年10月9日に遂にイギリスからの独立を達成しました。

その後のウガンダは、政府と王国の対立や独裁政治、クーデターなど経験しましたが、1986年以降はずっと、国民抵抗運動党(NRM:National Resistance Movement)の党首ムセベニが大統領として超長期政権を維持し、ウガンダの経済と社会の安定を目指しています。32年以上も政権を維持するムセベニ大統領の政治体系もまた反独裁と言えるかもしれませんが・・・。

第56回独立記念式典

今年の独立記念式典はウガンダ南西部、Kyotere District(チョーテラ県)のKasasa sub countyで行われました。

以前は決まって首都の広場で行われていたそうですが、近年は色々な場所で行われるようです。今年の会場になっている場所が私の住んでいるRakai District(ラカイ県)の隣の県だったので(片道30kmくらい)、バイクで行ってきました。

自分が会場の入り口に着いた10時の時点で既に凄い数の人で溢れ、会場の入り口ではたくさんの警察や軍人が配置され、交通誘導や入場者の持ち物検査などが徹底して行われていました。

会場へのカメラの持ち込みは報道関係者のみしか認められていないとのことで、入場するためには自分の持ってきていたカメラをどこかに置いていかなければならず、近くにいる報道機関で働いているという見ず知らずの男性にカメラを預けました。
「大丈夫、オレに預けていればセーフティーだから」
そういう彼に預け、ちょっとというかかなり不安でしたが無事に返ってきました、ありがとう。1ミリも信じなくてごめんね。

無事式場に入ると入り口とは比較にならないくらい凄い数の人で、良い場所は確保出来ませんでした。始め知らなかったのですが、式場内では携帯電話のカメラを使っての撮影もダメだったようで、スマホで写真を撮っている際に後ろに居た警備担当の軍人に捕まり、再三怒られた挙げ句、IDチェックを受けました笑

そのまま別のところに連れて行かれ、そこに居た強面の警察官に携帯のデータやまたまたIDのチェックを受けました。

注意だけで済み、さっきまでいた場所に戻って、懲りずに見学を続けました。写真撮ってる人、他にもいっぱい居たんですけどね。。。怒られる前に撮った写真がこちら↓

上記の理由で大統領の写真は撮れませんでしたが笑

後程会場入りしたムセベニ大統領が右手に見える階段の付けられた車の壇上に乗り、会場をグルグルと回って皆に顔見せしていました。

式は7時から行われ、子供達がダンスを披露したり、政治家の人が挨拶をしたり、軍の音楽隊による演奏があったり。13時頃会場入りした大統領は車で会場をグルグル回った後、他の出席者に続いてスピーチを述べたようです。

「えっ!?述べたようですって、会場に居たんじゃないの?」
なんて言われそうですが、そうなんです。立ち疲れてしまったのと、大統領を一目見て満足してしまったために途中で抜けました。14時半頃だったかな。渋滞を避けたかったのもありますが。

当日、天気に恵まれたために、日向にずっと立ち続けている軍人も熱中症のためか、目の前で二人ほど倒れ、運ばれてしまいました。そんな環境だったにも関わらず、大統領を見ようと集まった観衆や政治に関心の高いウガンダ人の辛抱強さには驚かされました。単に暇ですることがないだけかもしれませんが、自国の独立を皆で祝うという感覚がない日本人の僕には新鮮でした。自分の周りに居たウガンダ人からは「なんで中国人が私たちの大統領を観に来てるの」なんて悪口をたくさん言われましたが笑

これだけ自分の国を愛する国民が居れば、ウガンダの発展もスムーズにいくのではないかなと感じることが出来たので、行って良かったです。

以上、独立記念式典レポートでした。

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ウガンダ.com 管理人 菊ちゃん
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